関之尾の滝は、宮崎県都城市関之尾町にある滝で、日本の滝百選の一つです。
ここでは、関之尾の滝の特徴をご説明します。
特徴
霧島ジオパーク内に属しており、幅80m、長さ600m、川いっぱいに広がる甌穴群の間を縫った水が先端で滝となっています。大滝・男滝・女滝からなり、轟音と飛沫をあげる姿はダイナミックです。また、滝周辺には、キャビン・バンガロー・テニスコート・売店などが設備され、遊びの場としても適しています。
宮崎県
南国情緒豊かな気候から、1960年代には日南地区を中心とした新婚旅行のメッカでした。現在も、春季のプロ野球のキャンプ地として有名です。
宮崎県は日本屈指の農業県で、2007年農業差出額は全国6位です。温暖な気候を利用し、稲作において超早場米の生産地としても有名で、野菜・果実などの促成栽培や葉たばこ・さつまいもといった商品性作物の生産が盛んです。さらに、牧畜業は、乳牛・肉牛・豚・鶏の全てにおいて日本屈指の生産高を誇ります。また、以前は知名度が高くなかった農畜産物においても、2007年に就任した東国原知事の全国規模のマスメディア露出によって急速に知名度を上げています。県中央部の宮崎平野では、冬季の日照りに恵まれた気候を利用してさまざまな野菜を栽培しています。
都城市(みやこのじょうし)
薩摩藩領であったため、鹿児島弁に近い諸県弁を話し、薩摩の文化が色濃く残る市となっています。都市計画区域全体で、市街化区域と市街化調整区域の先引きを撤廃した唯一の都市でもあります。
歴史
平安時代末期の1026年、太宰大監の平李基(たいら の すえもと)が後に日本最大の荘園となる「島津荘」を開発します。1186年に地頭になった惟宗忠久が荘園の名前である「島津」を名乗って、島津市の歴史が始まります。
気候
内陸部の盆地に位置し、年間平均気温は16.5℃と宮崎市より1℃程低いです。年間降水量は、毎年2,000~3,000mm前後で、多雨ではありますが、宮崎市と比べると降水量は少なくなります。
都城市の観光地
母智丘公園
日本の桜名所100選に選ばれた公園で、2キロ程の桜並木は絶景です。丘の頂上にある母智丘神社から見下ろす桜並木も抜群です。
霧島ファクトリーガーデン
霧島ファクトリーガーデンには、本格焼酎の醸造施設・文化施設・スポーツ施設・レストラン施設・イベントといったさまざまな施設が展開されています。
早水公園・万葉植物園
髪長媛(かみながひめ)の伝説がある早水公園は、市の花であるアヤメが42万本程咲き誇る場所です。万葉植物園は、万葉集に詠まれた草花・花木が植えられています。
都城市の名物
がね
南九州地方(鹿児島・都城)の代表的な郷土料理です。細く切ったさつまいも・にんじん・玉ねぎなどを入れたかき揚げ料理で、その形がカニ(都城地方の方言で「がね」)に似ていることから、「がね」と呼ばれるようになったといわれています。
黄金メンチカツ丼
市内の4事業所(地元のブランド豚生産者・コロッケ人気店・タレが自慢の食品会社・ホテル)とコラボして完成したのが「都城産クイーンハーブ豚を使用した黄金メンチカツ丼」です。都城をご当地グルメで、新聞や情報誌でも取り上げられ、朝の番組でも紹介されました。
みやざきチキン南蛮カレー
飲食に携わる有志が集まり、知恵を絞って生まれたのが「チキン南蛮カレー」です。単なる複合メニューではありません。刺激的なカレールゥにチキン南蛮の甘酢とタルタルソースが合わさり、味の化学反応が起こることで独特の旨みが誕生します。
おわりに
関之尾の滝の特徴と都城市の観光地や名物をご紹介しました。
この機会に、関之尾の滝を観に行ってみてはいかがでしょうか?