水と健康

失敗しない「水ダイエット」のやり方

失敗しない「水ダイエット」のやり方

「水ダイエット」と聞いても、具体的なやり方が分からないという方も多いと思います。そもそも水でダイエットができるのかどうかすら怪しいです感じてしまいます。
普段いつでも口にできる水だからこそ、飲み方などのポイントに注意しなくては失敗してしまう可能性もありますよね。そこで、水ダイエットとは何かということや、失敗しない水ダイエットのやり方について、ご説明していきたいと思います。

水ダイエットってなに?

水ダイエットとは、文字通り水を飲むだけのダイエットを指します。ですが、水を飲むだけで痩せられるなんて嘘くさい・・・と疑ってしまう方もおられるのではないでしょうか。
水を飲むことでどうしてダイエットに繋がるのか、その理由なども見ていきましょう。

どうして水で痩せるの?

水ダイエットのやり方をご説明していく前に、どうして水で痩せることができるのかという点について見ていきたいと思います。人間の身体の70%が水でできており、体を構成しているとてつもない量の細胞の質が、普段飲んでいる水によって決まるといっても過言ではありません。
摂取された水分は筋肉の活動を活発化させ、たくさんのエネルギーを消費させてくれます。新陳代謝を活性化させて蓄積された毒素や老廃物を排出しやすくする働きもあるため、身体が内側から綺麗になっていくのです。水分がたくさんあれば血液もサラサラにすることができますので、代謝を高めて痩せやすい身体を作ることができると言えます。

さらに具体的に、水がもたらすダイエット効果やその他の効果には、以下のようなものがあります。

  • 水不足を解消させて代謝を高める
  • 身体への負担が少ない
  • 老廃物を排出し、デトックス効果が得られる
  • 便を柔らかくすることで便秘を解消させる
  • むくみを解消する
  • 冷え性を改善して血行を良くする

このような嬉しい効果をもたらしてくれるのが、水ダイエットです。
身体への負担が少なく手軽に始められることから痩せるためだけではなく、美肌を目指して水を飲んだり、健康のために水を飲んだりする方々もいるほどです。

水ダイエットのやり方

ではここで、水ダイエットのやり方についてご説明していきたいと思います。手軽に始められるからといって自己流で水ダイエットを行い、失敗してしまうことがないように、水を飲む量やタイミングなど、チェックしていきましょう。

1日にどのくらいの水を飲めばいいの?

まずは、1日にどのくらいの水を飲めば良いのかということについて、見ていきたいと思います。水ダイエットというわけではなく、健康を維持していくために飲む必要がある水は、成人の場合には1日に2.5リットルと言われています。
*参考:厚生労働省「健康のため水を飲もう」推進運動

ですが、水ダイエットにおいては、体重の4%程度が摂取する水の量の目安となります。つまり、体重が40kgの方は1.6リットル程度、体重50kgの方は2リットル程度、体重60kgの方は2.4リットル程度という具合に、それぞれの体重によって飲む量が異なるのです。もちろん、運動の前後や暑い季節など、発汗量が多い場合には、これよりも多くの水分が必要になると言えます。

どのタイミングで飲むの?

1.6リットルや2リットルという量を飲んで水分不足を解消すればいいんでしょ?と思ってしまう方もいらっしゃるかと思いますが、それでは水ダイエットの効果を得ることが難しくなってしまいます。
少しずつに分けて飲むことで、身体への負担も抑えることができ、ダイエット効果を発揮させやすくできます。

水を飲むタイミングとしては、理想的な時間は30分に200ミリリットル程度の水を1杯なのですが、あまりにも難しいので大体10回くらいに分けて飲めるようにしておくことをおすすめします。

  • 寝起き
  • 朝食前
  • 朝食後
  • 昼食前
  • 昼食後
  • 夕食前
  • 夕食後
  • 入浴前
  • 入浴後
  • 寝る前(1時間前までに)

これだけで10回水を飲むことができますよね。毎日3食の食事の前後に飲むことを意識するだけでも6回は確保でき、入浴前後と起きた時、寝る時を加えれば10回です。これなら仕事が忙しい人でもあまり無理することなく水を飲むことができるので、実践しやすいのではないでしょうか。

飲む水は常温で

冷たい水を飲んでしまうと、身体は冷え切ってしまい、胃腸の働きの低下や血管の収縮などが引き起こされます。そうなると、代謝をあげようとしているのに逆に下げてしまうことになるので、常温の水を飲むようにしてください。もし常温が気持ち悪いという場合には、冷たすぎない程度にして飲むようにしてください。

おわりに

失敗しないように注意しなくてはならない点といっても、そこまで難しいポイントはありません。常温の水を、1日10回程度に分けて、自分の体重に合った分だけ飲むというだけです。
軟水か硬水で迷うという方は、ダイエットに関しては硬水、美容に関しては軟水をおすすめします。
硬水にはミネラルが豊富に含まれており、マグネシウムは排便を促し、カリウムは腸の働きを活性化する働きがあります。硬水が飲みにくいと感じる方は、水にレモン汁をたらすだけでも飲みやすくなるので、試してみてくださいね。