水というのは、私たち人間が生活していく上で欠かせないものです。
なぜなら人間の身体は、成人であれば約60%、そして乳幼児であれば約80%近い割合が水分で構成されているからです。
それだけ多い割合で水分があるのであれば、多少その水分が減ったり増えたりしても大した影響はないのではないか?と思う人もいますが、決してそうではありません。
人間の身体にとって、水いわゆる水分というのは多過ぎても少なすぎても大きな影響を与えてしまうものなのです。
では、実際に水分は私たちの身体にどのような影響を与えるものなのでしょうか?
ここでは、水が私たち人間の身体に与える影響についてお伝えしていきます。
これから夏を迎え、気温が上がり暑くなってくるとよく「熱中症」への注意喚起が呼び掛けられます。
人間の身体は、気温の上昇にともない体温も上がって熱が体内にこもります。
そうすると、その熱を下げるために汗や蒸気を発して一緒に体内の熱を外へ逃がそうとするのです。
この時に、体内の水分が身体の外に放出していきます。
人間の身体というのは、水分が約1%減ると「喉の渇き」を感じるようになります。
そして2~3%減ってしまうと脱水症状を引き起こしてしまうのです。
この状態が進み、水分が減り続けると約10%を超えたところで最悪の場合は死に至ることもあるので大変です。
私たちの身体にとって水分というのは、それだけ大きな影響を与えるものなのです。
では反対に、水分が多過ぎるとどうなってしまうのでしょうか?
脱水症状を心配して水分を過剰に摂取すると「水中毒」という症状を引き起こして、これもまた命にかかわることになるのです。
水分を過剰に摂取してしまうと、血液中のナトリウムとカリウムのバランスが崩れてしまいます。
そうなると頭痛やめまいを起こして、悪化すれば呼吸困難で死に至ることもあるのです。
このように、水というのは私たちの身体にちょうどよい割合で存在して、初めて良い影響を与えてくれるものだと言えます。
あなたもぜひ、そうしたことに気を付けて上手に水分を補給していってくださいね。