水と健康

水を飲むと太るは本当?

水を飲むと太るは本当?

水分補給がカラダに良いことは分かっているけれど、水太りが気になって水分を摂らないという人が多くいます。水は糖分や脂質を含んでいないため、カロリーはゼロです。カロリーも糖類がないにも関わらず、飲むだけで水太りをするなんてありえるのでしょうか?疑問に思われる方は、こちらで解消していきませんか?

水を飲んで太ることはない

先に結論から言います。水を飲んで太るということはありません。「水太り」が気になり、思うように水分補給ができていない方は、安心して水分補給をしてください。ではどうして水を飲んで太ることがないかを説明しますね。

まずは「太る」=「体重が増加する」ということを頭に入れておきましょう。そして太る原因となっているのは脂肪です。脂肪がカラダに蓄積されていく仕組みは摂取カロリーと消費カロリーの関係にあります。

1日に消費するカロリーよりも、食事などによる摂取カロリーが上回ってしまった分は、脂肪となり溜め込まれ肥満化していきます。これが太る・体重増加の原因です。これまで水を飲むと体重が増える、太ると思われていた方はこちらで間違いを正しておきましょう。

水を飲むと一時的に体重は増えるが定着はしない

水を飲むと水分が発汗や排泄などで消費されるまで体内へ蓄えられるため、一時的に体重が増えることがあります。しかし新陳代謝を正常に行えているカラダであれば、いつまでも定着するわけではないため安心して大丈夫です。

「水太り」は新陳代謝が関係

とくに多くの女性が気にすされている「水太り」は、新陳代謝が活発でないために、本来であれば汗や尿として排泄されるべき水分がカラダに溜まりやすいことをいいます。とくに同じ姿勢での立ち仕事やデスクワークの方、運動不足の方はリンパ管の働きが鈍くなりがちとなります。

リンパ管は毛細血管から染みでる液を、リンパ液として回収し、静脈へ送り戻すというカラダにとって重要な役割を果たしているのです。リンパ管の働きが鈍くなってしまうと、毛細血管から染みでる液を回収しきれず細胞内へ溜まりむくみが生じ、新陳代謝によりむくみを解消できず慢性化してしまうことで、水太りとなります。

入浴で血行促進を行い、発汗や基礎代謝を上げるための運動で新陳代謝の良い体質を目指しましょう。水太りをする人のなかで、冷たい飲み物ばかりを飲む、部屋では薄着が多いといった方がいますが、これらは体温を下げ代謝機能を下げてしまう可能性があるため避けることが無難。

水は控えることなく最低でも1日2リットルは水分摂取を

とくにダイエットをされている方は体重に敏感となっているため、どうしても水を控える人が多く見られます。前述でも紹介をしたように、一時的に体重が増加することがあったとしても、いつまでも定着するわけではありません。

逆に言うと、水を控えることが新陳代謝を悪くして消費カロリーを下げてしまい、太る可能性が高まります。また、水分が腸内で足りず便秘になりがちとなったり、血流が悪くなることから血管の病気を招く恐れがあります。このような理由から最低でも1日に2リットルは水分を摂りましょう。

まとめ

ここまでで、水を飲んで太ることはない。しっかりと水を摂取しましょうと説明してきました。私たちのカラダを構成している半分以上は水分。それだけ、カラダにとって水分は重要であるということです。水分が体内で不足していると代謝が悪くなり、それこそ太る原因となってしまいます。また便通が悪くなる、血管が詰まりやすくなるなどカラダにとってマイナスなことばかりです。

健康的な体をいつまでも保てるよう、1日2リットルを目安に飲むことを心がけましょう。