私たちの身体を守るために欠かせない水。
これから夏を迎え暑くなってくると、今まで以上に水分補給が大切になってきます。
なぜなら、私たちの身体はその60%以上が水分で構成されているため、水分が不足すると脱水症状を起こして命に関わることもあるからです。
また水を飲むことで、体内の血流を促し体内の老廃物を排出してくれるデトックス効果も期待できることから、今若い人を中心に水をたくさん飲む傾向にあるようです。
確かに、水を飲むことは私たち人間の身体にとって良い効果をもたらしてくれます。
しかし何事にも限度というものがあるのです。
いくら水が身体によいからと言ってたくさん飲み過ぎてしまうと、健康を害するだけではなく命にもかかわる危険が潜んでいることもあるのです。
そこでここでは、人間が水を飲み過ぎてしまうことで起こる危険性をお伝えしていきます。
先程も述べましたが、水を飲むこと自体はとても良いことです。
血流が良くなることで代謝がアップし、ダイエットにも効果があると言われています。
また、水分で腸内をきれいにしますしリンパの流れも良くなるため、体内の老廃物が排出されデトックス効果にもなるのです。
ですが、だからと言って飲み過ぎは絶対にいけません。
実は、水の過剰摂取による「水中毒」というものがあり、この症状で死亡した人もいるのです。
人間の身体は60%以上が水分で構成されていますが、その割合が70%を超えてしまうと体内の水分割合が崩れて細胞が膨張してきてしまいます。
その結果、全身がむくんで血液中のナトリウム濃度が低下します。
いわゆる「血が薄くなる」といった状態です。
そうなると、身体に様々な不調をきたしてしまい…最悪の場合は呼吸困難に陥り死に至ることもあるのです。
このような事態にならないためには、まず毎日摂取する水の量を1日1.5~2リットル程度に抑えましょう。
そして水分を摂ったら、トイレを我慢せずにしっかり排出するように心がけておくことも必要です。
あなたも、水の飲み過ぎには注意してくださいね。