私たち人間にとって「水」というのは生きていく上で必要不可欠なものです。
人間の身体はその約60%が水分で構成されていますから、飲用水としての水はもちろん欠かすことができません。
それだけではなく、毎日の生活を滞りなく送っていく上でも水は大変重要な役割を果たしています。
料理や洗濯、トイレ、お風呂などの生活用水として、また医療や介護の現場でも水は必ず使用していかなくてはなりません。
そうやって考えていくと、私たち人間が生きていくためにはどのくらいの水が必要になるのか気になるところですよね。
このようなことをきちんと知っておくと災害時の備えに役立ちますし、地球環境の保全についても考えるようになります。
そこでここでは、私たち人間が生活に必要な水の使用量についてお伝えしていきます。
人間が不自由なく生活するためには、大きく分けて「飲用水」と「生活用水」が必要です。
飲用水については、1日に1人あたり約2リットルの水分が必要だと言われています。
もちろん、人間は飲用水からのみ水分を摂っているわけではありませんから、飲み水としては1.5リットル程度あれば良いようです。
残りの水分は、食物や代謝によってできる水分で十分補えるからです。
では「生活用水」としての水の使用量はどうでしょうか?
先程も述べたように、生きていく上では料理や洗濯、お風呂やトイレなどの場面で必ず水が必要になってきます。
そのような用途の水を単純に計算してみると、1人あたり約50リットルの水を毎日使用していると言われているのです。
例えば災害が起こってしまった時に、1人あたり50リットルの水と言われても…そんな大量の水を備蓄しておくことは困難でしょう。
災害時の水の使用量は、最低限の12リットル程度は必要だと言われていますから、できるだけそのくらいの使用量の水は準備しておいた方が良さそうですね。
こうして考えると、私たちの生活の中で「水」というものがいかに重要なものかが分かってくるでしょう。
あなたもこの機会に、ぜひ水について考えてみませんか?