食の知識

日本に溢れる変わった調味料5選

日本に溢れる変わった調味料5選

ちょっと足を延ばして遠出をしたときや旅行をしたとき、普段とは違う味に出会ったことはありませんか?

家に帰ってその味を再現してみようとあれこれ調味料を足してみても、首をかしげるばかり。ひょっとしたらそれは、知る人ぞ知る特別な調味料だったのかもしれません。世界にはびっくりするような変わった料理があるものですが、ここ日本の中だけでもちょっと珍しい食材や調味料であふれているんです。
なかなかお目にかかれないそんな変わった調味料たちをいくつかご紹介していきます。

変わった調味料①辛いもの好き大注目「激辛薬味みまから」

美馬地方の特産品「みまトウガラシ」を使った調味料。
辛さはあのハバネロ級、糖度はなぜかメロン級という「みまトウガラシ」自体が不思議な食べ物ですが、これを鰹節やみりんと一緒にゴマ油で炒めてみたら、不思議なほど癖になる激辛薬味に仕上がりました。
数年前に流行した「食べるラー油」のようにご飯のお供としていただくのがおすすめだそうです。舌がしびれるほどの辛さ、ということなので自信のある方だけどうぞ。

変わった調味料②あの味をリアルに再現「くるみごへいたれ」

愛知や長野県で愛されている郷土料理、五平餅。
醤油にクルミやゴマ、ピーナツを入れて甘辛く仕立てたあの味は、地元の人にとっては故郷を思い出す懐かしい味ではないでしょうか。

それを簡単に再現できるのが「くるみごへいたれ」。ご飯にのせれば即席五平餅に、しゃぶしゃぶや焼き野菜などにもマッチします。
ちょっと甘めの焼き肉のタレといった感じですね。

変わった調味料③魚介の出汁香る「いしる」

大豆を原料にして作られているのが醤油、魚介類を原料にしているのが魚醤です。日本三大魚醤に数えられる「いしる」は石川県の特産品。
「いしる」を名乗りながらも、作られる地域によって原料がイワシだったりイカの内臓だったり、サバやアジを使ったりとバラバラなのがユニークですね。1年以上かけて熟成させた風味豊かな「いしる」はお刺身にぴったりです。

変わった調味料④鍋料理には欠かせない「とりやさいみそ」

とりも野菜も入っていないのに「とりやさいみそ」。ちょっと不思議なネーミングですよね。これは廻船問屋を営んでいた製造元が、長期間の旅を強いられる船乗りたちに「野菜をたくさんとってほしい」という想いを込めて作ったからだそうです。石川県では鍋といえばもっぱらこの「とりやさいみそ」。大々的な宣伝はしていないものの、レトロなパッケージのインパクトも相まってじわじわ県外にも人気が広がってきています。

変わった調味料⑤リッチなあの味と香りをお手軽に「かぜ水」

三陸地方ではうにのことを「かぜ」と呼んでいるそうですが、これは塩うにを製造する過程でできた水を使った調味料。いわばうにのだし汁です。お米に混ぜ込めば、風味豊かなうにの炊き込みご飯の完成。醤油やドレッシングと同じ感覚で使えるので、お刺身やサラダにもよく合います。普段はめったに食べられない高級食材を手軽に味わえるという点では、最近はやっているトリュフ塩にちょっと似ていると思いませんか?

おわりに

それぞれの地方で昔から愛されてきた調味料や、新たに町おこしのために地元の特産品を使って作られた調味料。ここでご紹介できたのはそのうちのほんのごく一部ですが、どれも「ちょっと試してみたい」「料理に使ってみたい」と思える気になるものばかりですよね。今はテレビやネットで情報を収集することもできますが、こういったご当地ものネタは現地に出向いて入手するのもまた醍醐味です。
もし旅先でちょっと変わった調味料を探してみたいと思ったら、観光客向けのお土産物屋さんだけでなく、地元の人が使うスーパーにも足を延ばしてみてくださいね。
目新しい調味料だけでなく、変わった食材や食べ物にも出会えるかもしれませんよ。

参考リンク

いしり(いしる)とは(いしり亭)

夏バテ解消 食欲UP! 日本全国 地調味料」を知っとこ! 2009/08/08(知っとこ!)