日本では、100%ではありませんがほとんどの地域で水道を使った生活が行えています。
しかし世界に目を向けてみると、まだまだ水道が普及していない国は多くあり、水道が通っていたとしても飲み水としてそのまま使うことができない国がたくさんあります。
インフラを整える事ができるだけの財政が無い国や、飲み水をミネラルウォーターで購入させた方が、水道を全て整備するよりもコストが抑えられるのでそのままの状態になっているなど、国によって様々な理由があるようです。
多くの国々でミネラルウォーターが積極的に飲み水としては使われており、水道水は飲むためのものでは無いという認識の強い国が多いようです。
日本以外の国の水道水は、日本のようにミネラルが少なく硬度の低い軟水ではなく、硬度の高い水道水となっている場合が多く、飲むにはもちろんのこと洗濯などにも使えない水道水が出てきているところも多くあります。
そして、衛生状況もあまり信用する事ができない国も多く、飲み水にするには煮沸する事が勧められていても、氷などは水道水からそのまま作って提供している飲食店などが多かったり、野菜などもそのまま水道水で洗われてしまっていたりするので、知らず知らずのうちに水道水を直接飲んでいるのと変わらない状況になっている場合もあります。
水道水がそのまま飲めないという事からも、海外ではミネラルウォーターが一般的に使われることが大変多いのですが、その価格もその国によって大きく変わってきます。
日本ならば平均的に500mlのペットボトルの水ならば100円程で買うことができますが、オーストラリアに行くと300円程の価格になっていたり、その逆にタイでは20円で販売していたりと様々です。
日本は浄水に関しての技術が優秀な国だと言われており、国民も当たり前のような感覚で水道水を毎日利用しています。
海外の水道事情に目を向けたとき、改めて日本は生活しやすい国なのだという事を実感します。