育児をするお母さんなら、フォローアップミルクを1度は見たことがあるのではないでしょうか?「フォローアップミルクは実際どういうものなの?」「飲ませる時期や飲ませ方がわからない」という方に読んでいただきたいのが今回のコラムです。
ここでは、フォローアップミルクとは何なのか、フォローアップミルクの飲ませ方や注意点についてご説明します。
目次
フォローアップミルクって何?

生後5ヶ月を過ぎると、赤ちゃんに離乳食を与えるようになります。
フォローアップミルクとは、粉ミルクの1つで、離乳食で不足しがちな栄養を補うためのミルクを指します。離乳食で不足しがちな鉄分やカルシウム、ミネラルなどの栄養が豊富に含まれています。
ちなみに、フォローアップミルクには粉タイプと固形タイプがあります。固形タイプはスプーンを使う必要がないので作る時に便利ですよ。
フォローアップミルクはいつから?
市販のフォローアップミルクには、生後9ヶ月~3歳までの幼児が飲めると記載されていることが多いです。お子さんが、離乳食を1日3食しっかり食べられるようになってからフォローアップミルクを与え始めるお母さんが多いようです。生後6~8ヶ月の離乳食を与えて間もない赤ちゃんに、フォローアップミルクを飲ませてしまうと栄養のバランスが崩れてしまうので、母乳もしくはミルクを与えましょう。
フォローアップミルクはいつまで?
フォローアップミルクの飲み終わりの明確な時期はありません。フォローアップミルクは不足しがちな栄養を補うもので、卒乳して3食の食事でしっかりと栄養摂取できるようになれば与える必要はなくなります。また、1歳を過ぎると牛乳が飲めるようになるので、牛乳アレルギーがなく、離乳食をしっかり食べているのであればフォローアップミルクから牛乳に切り替えても良いでしょう。
フォローアップミルクの飲ませ方

ミルクと同じように哺乳瓶で飲ませても良いのですが、卒乳を意識してコップやストローでフォローアップミルクを与えるのが良いです。フォローアップミルクの量の目安は、9~11ヶ月の赤ちゃんで1日600ml前後です。離乳食後かおやつの時間に飲ませましょう。食後のフォローアップミルクの目安は、約100mlになります。この量よりも多く飲む場合、離乳食の量が少ないかもしれません。
フォローアップミルクを飲ませる時の注意点
フォローアップミルクを飲ませる時の注意点が4つあります。
1. 赤ちゃんが離乳食を食べるようになってから
フォローアップミルクは、生後9ヶ月経過してから飲み始めることができますが、1日3食食べるようになってから与えるようにしましょう。
2. 飲ませすぎない
フォローアップミルクは不足しがちな栄養が豊富だからといって、飲ませ過ぎには注意しましょう。フォローアップミルクの飲み過ぎで離乳食が進まないなんてことにならないよう気を付けてください。
3. 作り置きしない
育児ミルクと同様、作り置きは厳禁です。雑菌が繁殖し、赤ちゃんが食中毒を起こす可能性があります。必ず、飲む直前に作り、飲み残したら捨てましょう。
4. 牛乳アレルギーのお子さんには飲ませない
市販の粉ミルクやフォローアップミルクには、牛乳成分が含まれています。牛乳アレルギーのお子さんには絶対に飲ませないでください。
おわりに
いかがでしたか?
あくまでも、フォローアップミルクは栄養を補助するもので、9ヶ月を過ぎて、赤ちゃんに必要な栄養が摂取しているかによって与えるか決めるものです。お子さんが離乳食でしっかり栄養摂取できていて、健康的であれば無理に飲ませる必要はありません。
フォローアップミルクは、離乳食で必要な栄養が摂れない時や、赤ちゃんの食べる量にムラがある時に飲ませましょう。