飲料の知識

哺乳瓶の消毒はどうするの?

赤ちゃんを育てていく上で、哺乳瓶は必要なもので、時々使うお母さんから毎日使うお母さんまでいるかと思います。「今使っている哺乳瓶は毎日消毒しているつもりだけど、しっかり殺菌されているのかわからない」と疑問を感じているお母さんがいるかもしれません。菌は目に見えないので不安になる気持ちはわかります。
ここでは、哺乳瓶の消毒をする前の準備や、哺乳瓶の消毒の仕方をご説明します。

哺乳瓶を消毒しなければいけない理由

赤ちゃんは、生まれる時にお母さんから免疫力をもらっています。しかし、生後3ヶ月経過するとともに免疫力が少しずつ減少します。赤ちゃんは大人のように免疫力は高くないため、ちょっとしたことが原因で赤ちゃんは不調を起こしてしまいます。哺乳瓶が汚れていると、赤ちゃんの口の中に雑菌が入ってしまうのです。赤ちゃんの健康のために、哺乳瓶はしっかりと消毒しないといけません。

 

哺乳瓶を消毒する前にやること

哺乳瓶を消毒する前に、哺乳瓶専用の洗剤と長さのあるブラシを用いて綺麗に洗いましょう。長さのあるブラシを使えば、哺乳瓶の底に溜まりやすい汚れを取り除くことができます。乳首はミルクかすが残りやすいので、柔らかいスポンジで力を入れ過ぎずやさしく洗いましょう。また、哺乳瓶のキャップも忘れずに洗ってくださいね。

 

哺乳瓶の消毒の仕方

哺乳瓶の消毒はどうするの?_2

哺乳瓶の消毒の仕方に3つの方法があります。

 

1. 煮沸消毒

煮沸消毒は、沸騰させたお湯で消毒する方法です。 

  • 哺乳瓶が丸ごと入るサイズのお鍋に水をたっぷり入れて沸騰させます。
  • 沸騰したお鍋の中に哺乳瓶を入れて約7分間煮沸します。
  • そのあと、乳首と哺乳瓶のキャップを入れて、約3分間煮沸したら火を止めて、清潔な布の上に置き、自然乾燥させます。哺乳瓶や乳首を取り出す時、火傷に気を付けましょう。

 

2. 液消毒

薬液消毒は、哺乳瓶専用の薬液につけ置きする方法です。

  • 消毒専用の容器に液体もしくは錠剤を入れて、指定された時間中、薬液に哺乳瓶を浸します。
  • 時間になったら薬液から哺乳瓶を取り出します。商品によって使い方が異なる場合がありますので、しっかり説明書を確認してから薬液を使用してください。

 

3. 電子レンジ消毒

電子レンジ消毒は、専用容器に入れ、電子レンジにかけて消毒する方法です。

  • 哺乳瓶とキャップ、乳首を電子レンジに対応の専用容器にセットします。
  • 少量の水を入れて、電子レンジにかけます。電子レンジにかける時間は説明書で確認してください。

 

煮沸消毒は、お水とお鍋さえあればできるので経済的です。薬液消毒は、哺乳瓶を使用するまで薬液に浸して置くことができます。電子レンジ消毒の場合、1度に3~4本の哺乳瓶の消毒できる大きさの専用容器があるので、忙しいお母さんの味方です。消毒後は、専用容器を保管ケースとして使用できるため大変便利ですよ。

 

それぞれの消毒法のデメリット

哺乳瓶の消毒はどうするの?_3

煮沸消毒

お鍋に入れたお湯が沸騰するまで待たなければいけません。

 

薬液消毒

薬液に浸す専用容器が必要で、メーカーによりますが、哺乳瓶を薬液に浸してから1時間くらい待つ必要があります。塩素系の匂いがして、気になるかもしれません。

 

電子レンジ消毒

電子レンジ専用の容器を買わなければいけません。

 

おわりに

いかがでしたか?これで、哺乳瓶の消毒はバッチリです。

哺乳瓶の消毒の仕方は3通りで、それぞれメリット・デメリットがあります。お母さんのやりやすい消毒方法を選んだり、時と場合に応じて使い分けていただいたりするのが良いと思います。
使い終わった哺乳瓶は、すぐに洗う習慣を付けましょう。

あなたにあった消毒法が見つかれば幸いです。