皆さんは、「海洋深層水」はどのような水なのかご存知ですか?
「なんとなく聞いたことはあるけれど、海の水だったらしょっぱくて飲めないでしょ?」と思っている方も多いのではないでしょうか。
ここでは、海洋深層水はどのような水なのかということについて、説明していきたいと思います。
海洋深層水とは
海水浴に行ったことがある方は、海の水がどの程度しょっぱいものかご存知なのではないでしょうか。海洋深層水も海の水だとすれば、とてもしょっぱいはずなのでは?と思ってしまいますよね。
まず、海洋深層水とはどのような水のことを指しているのか、見ていきたいと思います。
海洋深層水は「海の水」です
海洋深層水は海水のようにしょっぱいわけではありません。では、海水ではないのかと言えば、それも違います。
海洋深層水は、太陽の光がほぼ届かずに、水温が1年を通してほぼ変化しないという水深200m以下から採水されたものを指します。そのため、もともとの海洋深層水はしょっぱいです。
ですが、しょっぱいままでは人が飲めるものではないので、採水後に海水から塩を除去し、殺菌処理を施した後でもう一度ミネラルを含ませているのです。
大気汚染や化学物質などの影響を受けていない海底の水なので、安心して飲むことができます。
どんな効果が期待できるの?
海洋深層水を飲むことで、以下のような効果が期待できます。
- ピロリ菌を抑制する
- 腸の状態を整える
- 免疫力をアップさせる
- 血流を促進させる
海洋深層水は海の表層にある水とは異なり、プランクトンの光合成などによって消費されてしまうミネラルもたっぷり含まれています。栄養素がたくさん含まれているため、健康にもよく美容にも良いというわけです。
ただ、これらの効果が認められてはいるものの、どの成分がどれに有効なのかということが認められていないため、海洋深層水のラベル等には記載することができません。
*参考:海洋深層水研究会
おわりに
海洋深層水は海の水であるにも関わらず、しょっぱくないことで不思議に思っていた方も多いのではないでしょうか。また、どのような効果が期待でき、どのような特徴がある水なのかという点についても、理解できるとスッキリしますよね。
水にはいくつか種類がありますが、それぞれの水がどのような働きをするのかを知り、美容や健康に役立てられるようにしたいですね。