ウーロン茶は、身体に良い・痩せるなどと言われており、食事の際などに積極的に摂り入れているという方も多いと思います。ですが、このウーロン茶に含まれている具体的な成分や効能、詳しくご存知ですか?
ダイエットのために飲むにしても、健康のために飲むにしても、詳しく知っておきたいですよね。そこで今回は、ウーロン茶の成分と期待できる効能についてご紹介していきたいと思います。
ウーロン茶の成分は?
緑茶は発酵させないで作られるのに対し、ウーロン茶は半発酵茶と言われ、半分だけ発酵させて作られています。この発酵を行っているウーロン茶の場合、その過程である程度のビタミンやミネラルを失っていると言われています。
ですが、ウーロン茶には特有の栄養成分が含まれており、その栄養成分は「ウーロン茶ポリフェノール」と呼ばれています。ウーロン茶ポリフェノールとは、ウーロン茶特有のポリフェノールで、他のお茶には含まれていない成分です。
ダイエットに良いとされたことから注目が集まり、特定保健用食品(トクホ)を取得した黒烏龍茶がサントリーから発売されました。ビタミン類は乏しくても、中性脂肪を抑える働きがトクホで認定されていることから、ダイエットをしたい方にはおすすめできるお茶と言えます。
そして、微量ではあるのですがミネラルなども含まれていますので、ウーロン茶ポリフェノール以外の栄養成分が全くないというわけではありません。
ウーロン茶ポリフェノール以外には、このような成分があります。
- ビタミンC
- ビタミンE
- フッ素
- サポニン
- セレン
- カロチン
- 亜鉛
- カフェイン
- ナイアシン
- 葉酸
- ビタミンB2
- カテキン
このような成分も含まれているのですが、発酵の段階である程度の量を失っているため、緑茶と比べると見劣りしてしまいます。カフェインなどは緑茶に負けないほど含まれています。
ウーロン茶に期待できる効能は?
ウーロン茶特有のウーロン茶ポリフェノールが含まれているウーロン茶ですが、具体的にどのような効能が期待できるのでしょうか。先ほどご紹介しました「ウーロン茶ポリフェノール」に期待できる効能としては、以下のようなものがあります。
- 脂肪の吸収を抑制する
- 抗酸化作用
代表的な効能は、脂肪の吸収を抑制するというものです。脂肪は小腸で分解されて吸収されていきますが、ウーロン茶ポリフェノールが小腸で脂肪が吸収されることを阻害してくれるのです。そのため、分解された脂肪は身体に吸収されづらくなり、排出されるというわけです。脂っこいものを食べる習慣があるという方に、食事の前後にウーロン茶を飲むことが勧められるのは、このような効能があるためなのですね。
その他の効能としては、以下のようなものも挙げられます。
- 新陳代謝を活発化させる
- リラックス効果
- 利尿作用
- 疲労回復作用
- がん予防
- 虫歯予防
- 血糖値の低下
- 高血圧予防
緑茶と比べると少し効能の面では劣っているように感じられるかもしれませんが、ウーロン茶は、脂肪を吸収しづらくするというウーロン茶ポリフェノールの作用が魅力なのですね。
ダイエットしたいという方や、生活習慣病を予防したいという方におすすめできるお茶だと言えます。
飲み過ぎになることはある?
健康のために是非飲みたいウーロン茶ですが、飲みすぎになってしまうことはあるのでしょうか。
ウーロン茶に副作用があるわけではありませんが、カフェインが含まれているため、利尿作用があります。
適量であれば不要なものを体外に排出しやすくなりますが、飲みすぎてしまうと必要な水分まで外に出してしまうことになり、その結果便秘に悩むことになる場合もあります。
身体に良いからと大量に飲むのではなく、「適量」に留めることが大切です。
おわりに
食事の際にお茶を飲むとなれば、ウーロン茶を選択される方も多くなってきました。
ダイエットや生活習慣病予防のためにサポート飲料として飲まれる方も多く、美味しく健康になれるということで注目されています。
ウーロン茶にはいくつか種類もありますので、日替わりで色々なウーロン茶を楽しむというのもいいですよね。