日本のお茶産地もあまり知らないという方が多いと思いますが、これが世界となればどうでしょうか。
お茶のはじまりの地である中国はかろうじて浮かんでも、その他は想像もできないという方もおられると思いますので、ここでは世界のお茶の産地をご紹介していきたいと思います。
そのお茶、もしかすると輸入茶かも?!
お茶は日本で作られているものだというイメージがある方も多いかもしれませんが、輸入茶かもしれないと考えたことはありませんか?
輸入茶は原料や成分の抽出などに使用されていることが多いようで、茶葉として使用するのではなく緑茶の抽出成分として使用される場合には、原産国の表示は義務付けられていません。
そのため、知らない間に輸入されたお茶が含まれているものを飲んでいる可能性もありますよね。
世界のお茶の産地についてチェックしていきたいと思います。どのような国がお茶を生産しているのでしょうか。
世界のお茶産地は?
世界のお茶産地として代表的なところを挙げていきたいと思います。
- 中国・・・お茶の始まりの地でもあり、現在も生産量・輸出量ともに高いお茶産地です。
- インド・・・インドは紅茶の生産地としても有名です。
- ベトナム・・・フランスの植民地時代にお茶造りがはじまり、主に緑茶を生産しています。
- スリランカ・・・品質が高い紅茶を生産しているとして有名です。
- イラン・・・国内消費量がとても多く、生産が追いつかないことで輸入している国でもあります。
- トルコ・・・紅茶の生産量が多く、消費量も多いことで有名です。
- ルワンダ・・・アフリカの中でも品質が高いことで有名で、コーヒーと同様お茶に力を入れています。
- ケニア・・・品質の高い紅茶が作られていることで有名です。
- インドネシア・・・ジャワティーと言えばインドネシアであり、ほとんど緑茶を生産しています。
このようにして見てみると、日本よりもジメジメしている地域でも生産されていることが分かります。
特に、アフリカの産地は、生産量・輸出量の伸びが目立ち、注目されている地域でもあります。
世界のお茶生産量、1位から10位は?
ではここで、世界のお茶生産量を見ていきたいと思います。一体日本はどのくらいに位置しているのか、気になりますよね。
2011年の調査によりますと、以下のようなランキングになっています。
1位 中国 1,640,000トン
2位 インド 967,000トン
3位 ケニア 378,000トン
4位 スリランカ 328,000トン
5位 トルコ 222,000トン
6位 ベトナム 207,000トン
7位 イラン 163,000トン
8位 インドネシア 142,000トン
9位 アルゼンチン 97,000トン
10位 日本 95,000トン
お茶に馴染みが深いように思える日本ですが、生産量で見てみると10位となっています。
ウーロン茶や紅茶、緑茶なども含めての生産量となっているので、ほぼ緑茶となっている日本の生産量は自然と低くなっているようです。
おわりに
世界のお茶産地は、皆さんが想像されていたよりも多かったのではないでしょうか。
いくつか挙げたお茶産地も代表的なところなので、この他にもお茶づくりが行われている国があります。
こうしてみてみると、ますます自分が普段口にしているお茶について興味がでてきますよね。
今後は、中国を凌ぐ勢いで成長するお茶産地もあるかもしれません。