皆さんは、国内のお茶産地をどのくらいご存知ですか?
毎日の食卓にお茶が必ず出ているという家庭も多いと思いますが、そのお茶の産地がどこか言える方は少ないのではないでしょうか。
そのくらい当たり前になっている日本のお茶文化ですが、ここで改めて国内のお茶産地をチェックしていきたいと思います。
国内のお茶生産量ランキング
お茶の木は寒さに弱いということから、比較的温暖な地域で生産されています。
そのため、国内のお茶産地として有名な(主要)箇所は、静岡よりも左側となっています。
まずは、主要なお茶産地のランキングを見ていきましょう。
1位 静岡県 31,800トン
2位 鹿児島県 22,700トン
3位 三重県 6,830トン
4位 宮崎県 3,620トン
5位 京都府 3,190トン
荒茶生産量は、このようなランキングになっています。
「静岡県=お茶」というイメージをもっている方も多いだけに、飛び抜けた生産量を誇っています。
京都は宇治茶で有名ですが、生産量で見ると5位となっており、イメージとは少し違うという印象です。
国内のお茶産地を知る
では次に、国内のお茶産地には他にどのような産地があるのか、見ていきましょう。
- 青森県 黒石茶
- 岩手県 気仙茶
- 宮城県 桃生茶
- 秋田県 檜山茶
- 山形県 庄内産茶
- 茨城県 さしま茶、奥久慈茶、古内茶
- 栃木県 板荷茶、鹿沼茶、黒羽茶
- 群馬県 梅田茶
- 埼玉県 狭山茶
- 千葉県 佐倉茶、八街茶
- 東京都 東京狭山茶
- 神奈川県 足柄茶
- 新潟県 村上茶
- 富山県 バタバタ茶
- 石川県 加賀棒茶、中居茶
- 山梨県 南部茶
- 長野県 明石銘茶
- 岐阜県 揖斐茶、白川茶
- 静岡県 静岡茶、川根茶、本山茶
- 愛知県 西尾碾茶、足助寒茶、新城茶
- 三重県 伊勢茶、度会茶、水沢茶、伊賀茶
- 滋賀県 朝宮茶、政所茶、土山茶
- 京都府 宇治茶
- 兵庫県 丹波茶、母子茶、朝来みどり
- 奈良県 大和茶
- 和歌山県 色川茶、川添茶、音無茶
- 鳥取県 大山茶
- 島根県 出雲茶、大東茶
- 岡山県 海田茶、富原茶
- 広島県 世羅茶
- 山口県 小野茶、高瀬茶
- 徳島県 阿波晩茶、相生茶、歩危銘茶、宍喰寒茶
- 香川県 高瀬茶
- 愛媛県 新宮茶、久万茶、鬼北茶、松野茶
- 高知県 碁石茶、土佐茶、仁淀茶
- 福岡県 八女茶
- 佐賀県 嬉野茶
- 長崎県 そのぎ茶、世知原茶
- 熊本県 くまもと茶
- 大分県 因尾茶、津江茶
- 宮崎県 高千穂茶、都城茶
- 鹿児島県 鹿児島茶
- 沖縄県 やんばる茶
こうしてみてみると、ほとんどの県でお茶が生産されていることが分かります。
ただ、少量しか生産されないものや、現在では生産されなくなったものも含まれますので、厳密にはもう少し生産地は減ってしまいます。
日本茶の文化が広まってからというもの、多くの地域で生産されるようになりました。
お茶の種類
日本茶には、緑茶・玄米茶・ほうじ茶などの種類があります。
一番多く飲まれているのは、全国共通で緑茶となっていますが、九州に近づくにつれほうじ茶が飲まれる割合が少なくなり、緑茶が飲まれる割合が多くなります。
その背景には、歴史的なものや生産地などが関係しているのかもしれません。
おわりに
お茶の産地をざっと見てみると、全国各地で生産されていることが分かります。
毎日の食卓に出てくるお茶がどこで作られているお茶で、どのような銘柄のお茶なのかを知ることで、より食事が楽しくなるかもしれません。
これを機に、毎日飲むお茶をチェックしてみてはいかがでしょうか。
参考リンク
茶ガイド(全国茶生産団体連合会・全国茶主産府県農協連連絡協議会)