赤ちゃんが母乳からミルクに変えた時、ミルクを飲んでくれないことはよくあります。赤ちゃんにとってミルクは、唯一の栄養素を摂れる食事でもあります。ママにとって、赤ちゃんがミルクを飲んでくれないことは、心配で仕方ないことですよね。
では、赤ちゃんはなぜミルクを飲んでくれないのでしょうか。飲んでくれない原因としては、哺乳瓶が嫌い、母乳が飲みたいなど、さまざまな理由が考えられます。
ここでは、赤ちゃんがミルクを飲んでくれない理由と赤ちゃんがミルクを飲んでくれない時の対処法をご紹介します。
目次
赤ちゃんがミルクを飲んでくれない4つの理由
赤ちゃんがミルクを飲まないのには、きちんと理由があります。ここでは、赤ちゃんがミルクを飲んでくれない4つの理由をご紹介します。
- 母乳が飲みたい
- 哺乳瓶が嫌い
- 飲む姿勢が悪い
- ミルクの温度が冷たい
赤ちゃんがミルクを飲まない理由としては、このような4つが挙げられます。
赤ちゃんは喋れないため、「何かが理由で飲みたくない」ということを態度で示すことしか出来ません。しかし、赤ちゃんが示す態度はママからしたら、「飲みたくないだけ」のように見えてしまいます。
赤ちゃんがミルクを飲んでくれない時は、何が理由で飲んでくれないのか考え、実際に理由が思い浮かんだら、飲んでくれない理由の改善を試してみましょう。
赤ちゃんがミルクを飲んでくれない時の5つの対処法
赤ちゃんがミルクを飲んでくれない時は、まずこの5つの対処法を試してみましょう。
1. 母乳を与えてみる
今まで母乳を飲んでいた赤ちゃんが、ミルクをすんなり飲むということはなかなかありません。わたしたち大人でも、未知の食べ物をいきなり「食べろ」と言われても食べられませんよね。それと同様に、今まで母乳を飲んでいた赤ちゃんにとって、母乳とミルクでは匂いや味が変わってしまい、赤ちゃんにとってミルクは、未知の食べ物と同じです。母乳を基本とし、徐々にミルクに慣れていくよう、少しずつミルクをあげてみましょう。
2. 哺乳瓶を変えてみる
今まで母乳を飲んでいた赤ちゃんにとって、ママの乳首とゴムの乳首の感触が違い、不安に思ってしまいます。それが飲んでくれない理由でもありますので、哺乳瓶を変えてみましょう。それでも飲んでくれない場合は、哺乳瓶を徐々に慣れさせてあげるよう、口に何度か触れさせ、赤ちゃんが自分から加えてくれるようにしましょう。
3. 姿勢を変えてみる
母乳をあげていた時と違う姿勢であげたり、赤ちゃんが飲みづらい姿勢でミルクをあげたりすると、飲んでくれないことがあります。母乳をあげる時と似たような姿勢であげてみると、ミルクをゴクゴクと美味しそうに飲んでくれる赤ちゃんが多いようです。一度母乳をあげる時と似ている姿勢で、ミルクをあげてみましょう。
4. 人肌くらいの温度のミルクを作る
赤ちゃんにとって、母乳の温度が一番飲みやすいいといわれています。ミルクも人肌くらいの温度で赤ちゃんに飲ませてあげますよね?これは、母乳の温度に近づかせるために行っていることです。赤ちゃんは冷たいものを飲むと、むせてしまうことが多いです。そのため、ミルクが人肌より冷めたい温度の場合、飲んでくれないことがあります。赤ちゃんにミルクをあげる時は、必ず人肌くらいの温度のミルクを飲ませてあげるようにしましょう。
5. お腹をすかせてから飲ませる
どんなにミルクを嫌がり、飲んでくれなくても我慢ができないくらいお腹がすいていれば、赤ちゃんはしょうがなくミルクを飲みます。あまりにもミルクを飲まないとママは心配で母乳をあげてしまいますよね?赤ちゃんからしたら、ミルクを飲まないことはママに対するちょっとしたわがままでもあるのです。ミルクを飲んでくれない時は、赤ちゃんが我慢できないくらいお腹がすくまで待って、飲ませてあげることもいいでしょう。
母乳からミルクに変えた時、ほとんどの赤ちゃんがミルクを嫌がり、飲まなくなります。そうなった時は、母乳を基本としミルクを徐々に慣れさせてあげたり、哺乳瓶を変えてみたり、母乳をあげる時と似ている姿勢でミルクをあげてみたり、ミルクの温度を人肌くらいに作り直しましょう。それでも飲んでくれない場合は、赤ちゃんが我慢できないくらいお腹が空いた状態でミルクをあげてみましょう。
おわりに
赤ちゃんがミルクを飲まないとママは心配で仕方ないですよね。赤ちゃんがミルクを飲んでくれない時、まずは上記で紹介した対策法を試してみることをおすすめしています。
しかし、全ての赤ちゃんが上記で記載した対策法を試せば、必ずミルクを飲んでくれるようになるわけではありません。赤ちゃんがなぜミルクを飲んでくれないのか、一番赤ちゃんを理解してあげられるママが理由を考え、飲んでくれるように工夫をしてミルクをあげるようにしましょう。