飲料の知識

水道水がまずい原因を知ろう

あなたは、毎日の生活の中で水道水をそのまま飲むことはありますか?
水道水にはカルキ、いわゆる塩素が使われているので、料理や洗濯などの生活用水には使っても直接口にする飲用水として飲む人は少ないようです。
それは一体なぜなのでしょうか?
なぜなら、多くの人が水道水は「まずい」と思っているからです。

ミネラルウォーターやウォーターサーバーなどの水はお金を払ってでも飲むのですが、当たり前のようにどこの家庭にも供給されている水道水は「まずい」と言って飲まない人が殆どです。
水道水というのは、なぜそれほどまでに「まずい」と思われているのでしょうか?
そこでここでは、水道水がまずい原因を探っていきたいと思います。

そもそも、水道水に「おいしい」とか「まずい」などの味の差はあるのでしょうか。
実際に日本全国で水道水のおいしさについて調査した調査団体があるのですが、水道水のおいしさは都道府県によって格差があるようです。
その格差の原因は「原水の質」と「カルキの使用量」だと言われています。
原水とは、水道水として利用するために取水する河川や湖沼、湧き水や地下水などの水のことで、この水の質が良いと使用するカルキの量は少なくて済みます。
カルキの量が少ないということは、カルキ独特の臭みなどが少ないということになります。
そのため、原水の質が良いとカルキの使用量が少なくなるので、水道水と言っても「おいしい」水道水になるのです。
ですから、その反対で原水の質が悪くカルキを大量に使わなければならない地域の水道水は「まずい」ということになります。

こうしたことから、良い原水を取水することが難しい大都会などの水道水はまずいと言われているのです。
この他にも、水道水が供給される配管内のサビの問題なども水道水のまずさに拍車をかけていると考えられています。
このようなことが水道水がまずい原因を作り、水にお金をかける時代を作ってしまっているのです。
あなたもぜひ、こちらの記事を自分の生活を見直すきっかけにしてみてくださいね。