生後4ヶ月目に入ると赤ちゃんの発育が落ち着き、体重の増加が以前より少なくなります。そのためお母さんは、ミルクが足りていないのではないかと一番不安になる時期でもあります。
そのようなことがないように、この時期に与えるミルクの量をしっかり把握しておきましょう。
ここでは、生後4ヶ月から6ヶ月目の赤ちゃんに必要なミルクの量を説明しています。
発育が落ち着く時期
太っていると勘違いをするほどぽっちゃりしていた生後3ヶ月の赤ちゃんは、4ヶ月目に入るとたくさん動くようになり以前のような体重の増加がみられなくなります。赤ちゃんによって、成長の段階に違いがありますが、ぽっちゃりとした体型からスラっとした細身の体型に近づいていく時期です。
以前より体重の増加がみられなくなっても、赤ちゃんの発育が落ち着いたと考えるようにしましょう。
必要なミルクの量
生後4ヶ月に入ると赤ちゃんの発育が落ち着き、体重だけではミルクが足りているか足りていないかの判断が難しくなります。この時期の赤ちゃんに必要なミルクの量をしっかり把握しておきましょう。
生後4ヶ月~5ヶ月
この時期の赤ちゃんは、ミルクをあげた1時間後にミルクを欲しがることもなくなり、約4時間に1回と授乳間隔が安定してきます。また、甘えたい時とミルクが欲しい時との泣き声に違いが表れてきます。お母さんは泣き声の違いを理解し、ミルクが欲しい時に飲ませてあげるようにしましょう。ミルクの量は、1回200~220mlを5回くらいにわけて与えるようにしましょう。
生後5ヶ月~6ヶ月
この時期は、離乳食を始める時期でもあります。離乳食を始めたばかりの赤ちゃんは、なかなか上手に食べることができず、吐いてしまったり口を開けずに食べようとしなかったりします。そのため、この時期の赤ちゃんは主にミルクを与え、離乳食に慣れるように練習しましょう。ミルクの量は4ヶ月目と変わらず、1回200~220mlを5回くらいにわけて与えるようにしましょう。
生後6ヶ月~7ヶ月
徐々に離乳食に慣れ始める時期ですが、まだまだミルクから離れることはできません。この時期の赤ちゃんには、ミルクの量と離乳食の量とのバランスをみて与えるようにしましょう。また、急に離乳食の量を増やすのではなく、徐々に増やしていくようにし、それと同時にミルクの量を少なくしていくようにしましょう。ミルクの量は目安として、1回200~220mlを4回くらいにわけて与えることが望ましいですが、離乳食の量に合わせるようにしましょう。
このように、ミルクの量は生後4ヶ月から6ヶ月までにはあまり違いはありません。この時期の赤ちゃんには、200~220mlを5回くらいにわけて与えるということを把握しておきましょう。また、離乳食が始まる時期でもありますので、離乳食とミルクの量をバランスよく与えるようにしましょう。
夜中のミルクについて
生後4ヶ月目に入ると、夜中にミルクが飲みたくて起きるということが徐々に減っていきます。生後6ヶ月目に入ると、朝までぐっすり寝てくれる赤ちゃんも多いようです。
この時期の赤ちゃんが、夜中にミルクを欲しがるようでしたら寝る前のミルクが足りていない可能性があります。一度、寝る前のミルクの量を増やしてみることをおすすめしています。
また、この時期の赤ちゃんは周りの状況がある程度把握できるようになってくるため、昼間にストレスがたまり、そのストレスを夜中に発散している可能性もあります。上記でも説明したように、この時期の赤ちゃんは泣き声に違いがでてくるため、ミルクが欲しくて泣いているのか他の理由で泣いているのかがわかるように、普段の赤ちゃんの泣き声を理解してあげるようにしましょう。
おわりに
生後4ヶ月から6ヶ月目までの赤ちゃんに必要なミルクの量は、あまり違いがないということがわかったと思います。しかし、離乳食が始まる時期でもありますので、離乳食とミルクの量のバランスをみて、赤ちゃんに合った量を与えるようにしましょう。
また、夜泣きが落ち着いてくる時期でもありますので、夜中にミルクが欲しくて泣いていることがよくある場合、寝る前のミルクの量を増やしてみるといいでしょう。